中国人としての私にして、実は日本人の靴を脱ぐのことを知らないで、日本から先生は丁寧に靴を脱いで、そしてきちんと置きます。日本人にとって人前で靴を脱ぐのは日常茶飯事ですが、靴の脱ぎ方ひとつにも合理的で美しい作法があります。もし気配りがなければ、周囲を不快にする可能です。
これから靴の脱ぎ方と置き方を説明致します。
わかりやすいよう靴の向きを船にたとえて、つま先が上がり口向きなら「入船」、戸口向きなら「出船」としてご説明します。
【前を向いて入船に脱ぎ→出船に揃える】○
前を向いたまま入船に脱ぎ、揃える時も相手にお尻を向けないよう気をつけて、
揃える時も相手に尻を向けないように注意しながら、少し斜め向きになってひざをついてかがむ。
また女性の方は膝をつくと美しいしぐさになります。
つま先が外側を向くように靴の向きを変え、下座のほう(家の人が立っている場所から遠いほうの玄関の端、またはシューズボックス側)に寄せて置く。
【小上がりの場合】
お店の小上がりなど上がりかまちの高いところなら、後ろを向いて出船に脱いでも構いません。揃えるために小上がりの上で屈むとお尻を突き出す格好になり、そのほうが下品になるからです。下足番のいるお店では、入船に脱いだあとはお任せして構いませんが、「ありがとう」「宜しくお願いいたします」など一言添えてくださいね。
下座側に揃えて置いた靴も、帰る頃には家人が真ん中に移動します。家人を尊重する意味で真ん中を避け、少し下座側に寄せてから履くのが礼儀です。この時も、なるべく家人にお尻を向けないよう配慮してくださいね。
ああ、たらたらして、そんな多くことを話します。
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